「うちには強みがない…」と感じる小さい会社が見落としている本当の強み

「うちは小さい会社やし…」と思ってしまう社長さんへ
──強みがないのではなく、見方を間違えているだけかもしれません
「うちは小さい会社やし…」
「大手みたいな実績もないし…」
「これといって強みって言えるものが分からない。」
そんなふうに感じている
小さな会社・一人社長さん、実はとても多いです。
派手な実績もない。
全国的な知名度もない。
キラキラした創業ストーリーもない。
だからこそ、
「うちの会社、何を武器に発信したらいいんやろ?」
と悩んでしまう。でも実はそれ、
本当に“強みがない”わけじゃありません。
発信しようとした瞬間、手が止まる理由
ホームページを作ろうとしたとき。
プロフィールや自己紹介を書こうとしたとき。
多くの人が、
だいたいこのタイミングで手が止まります。
「強みって、何を書いたらいいんやろ…?」
でもこれは、
あなたの会社に魅力がないからではありません。
強みが「ない」んじゃない
見方を間違えているだけ
最初に、はっきり言います。
強みが本当に何もない会社はありません。ただ多くの人が、
「強み=人より圧倒的にすごいもの」
だと思い込んでいるだけ。
- 大手みたいに分かりやすい強みがない
- 数字で語れる実績が少ない
- ドラマチックな創業ストーリーがない
こういうものがないと
「強みって言っちゃあかん」
そんな空気を、どこかで感じていませんか?
でも実際の強みは、
もっと地味で、もっと静かなものです。
強みは「すごさ」じゃなく「自然さ」
私がブランディングの仕事を通して感じているのは、
強みは
「頑張って身につけたもの」よりも
これまで当たり前に続けてきた
仕事のやり方・考え方・お客様との向き合い方
に表れやすいということ。
たとえば、
- なぜか相談されやすい
- 人の話を聞くのが苦じゃない
- ごちゃっとした話を整理するのが得意
- 場の空気や相手の気持ちに気づきやすい
こうしたことは、
本人にとっては「普通」すぎて
強みだと思えないことがほとんどです。でも周りから見ると、
「それができるの、すごいよ」
と思われていることも多い。
強みは、自分では過小評価しがちな場所に隠れています。
「キラキラしたストーリーがない」会社ほど、強みが見つかりにくい理由
会社のストーリーや自己紹介を考えるとき、
多くの人がこう思います。
「何か特別な経験、あったかな?」
「語れるほどの実績、ないな…」
でもそれは、
“完成されたストーリー”を探そうとしているから。
実際はほとんどの会社が、
- なんとなく始めた
- 気づいたら続いていた
- 後から意味づけされた経験
この積み重ねで、今があります。
つまり、
ストーリーも強みも、後付けでいい。
今のあなた(今の会社)だからこそ、
過去の経験に意味を見つけられるんです。
強みは「見つける」より「名前をつける」もの
「強みを見つけよう」とすると、
余計に分からなくなります。
強みは発明ではなく、
翻訳に近い作業です。

私も「強みが分からない側」でした
今でこそ「姫路を元気にするデザイナー」の肩書を作りましたが、
最初から「これが私の強みです!」
なんて言えたわけではありません。
当時は全部、
「普通」「誰でもやってること」
だと思っていました。
でも振り返ってみると、
それをずっと繰り返していた。そこに名前をつけたとき、
それが仕事になりました。
強み × ストーリーで、はじめて「唯一無二」になる
強みを言葉にできるようになると、
次に多くの人がこう思います。
「でも、それって他の会社も言ってる気がする…」
それ、とても自然な感覚です。
なぜなら、強みそのものは被るから。
- 話を聞くのが得意
- 整理するのが得意
- 寄り添うのが得意
正直、これだけなら珍しくありません。
でもここで大事なのが、
“あなただけのストーリー”です。
同じ強みでも、ストーリーが違えば別物になる
たとえば
「話を聞くのが得意」という強みひとつ取っても、
- 家族の相談役だった
- 職場で板挟みになってきた
- 子育てや介護を経験してきた
- 地域の中で人をつないできた
背景は、全然違います。
その背景こそが、
その会社・その人にしか語れないストーリー。
強みは「機能」。
ストーリーは「理由」。この2つが合わさったとき、
「この会社にお願いしたい」という
選ばれる理由が生まれます。
ストーリーは、盛らなくていい。日常でいい。
よくある勘違いがあります。
「語れるような壮大なストーリーがない…」
でも必要なのは、
成功談でも感動話でもありません。
・なぜそれを大事にしてきたのか
・なぜ今の仕事につながっているのか
・なぜその人たちを応援したいのか
この“理由”が語れるだけで、
あなたの強みは一気に唯一無二になります。むしろ、
等身大のストーリーの方が、共感されます。
まとめ
小さい会社に必要なのは、
「誰にも負けない才能」や
「派手な実績」ではありません。
これまで
どんな想いで仕事をしてきたのか。
どんな選択を積み重ねてきたのか。
その会社のストーリーが、
強みを唯一無二にしてくれます。強みは、作るものではなく、
すでにあるものに言葉を与えること。
